川合治義つれづれのブログpart2

関市の市民活動家の日々

関市公共工事で談合の疑い

監査委員のコメントが「肝」

 別の支局へ異動したはずの記者が「今日付け」で微妙な記事を載せていきました。当局に覚えのよい記事ばかりを書いていれば「ネタ」には困らないでしょうが、この種の記事は『あまり覚えのいい」記事ではないでしょう。しかしこういう記事で社会の木鐸としての新聞の誇りを保つことは大事です。

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 私が住民監査委員会に監査を請求した経験から、請求の主旨が認められることはまずありません。棄却です。行政の重要な資料は全て監査を受ける側=当局が握っているのです。長年勤める監査委員は地域社会の名士ですし、1年交代の市議会議員は深く考えて承認の印鑑を押しているわけではないと思われます。「形式が整っていれば承認するしかない。」「深堀して地雷に触れては大変。」ということなのではないでしょうか。

 

 私がこういうことをしだした大きな転機は、10年ほど前以前には、毎年のように行われていた市議会議員の海外視察が、旅行会社のおぜん立てで募集される『視察』の名を冠した観光旅行ではないのかとして監査請求したことがきっかけです。今年は国でも地方自治体でもずいぶんな額の『海外視察費』が節約できているでしょう。

 

海外出張判決:いまだにネット上にこんな記事が残っています。)
  関市議3人に旅費返還命令 岐阜地裁/10.09.08毎日
 岐阜県関市の市議会議員が海外視察中に公費で観光地を訪れたのは違法だとして、旅費の市への返還を求めた住民訴訟の判決が8日、岐阜地裁(内田計一裁判長)であった。内田裁判長は原告の訴えを一部認め、サンバショー代金や観光施設入場料など計14万6100円の返還を市議3人に求めるよう同市に命じた。
 判決によると、3人は08年5月、ブラジル岐阜県人会創立70周年記念事業の式典出席のため、
9日間日程で市から派遣される形でブラジルへ渡航した。
 判決は、議会への報告がなかったことから、「観光施設訪問は単なる私事。支出負担行為と支出命令は法的根拠を欠き、違法」と判断。サンバショー代金1万1000円とリオデジャネイロでの観光施設入場料合計7700円、キャンセルした専用車使用料3万円の計4万8700円の返還を市議3人に求めるよう命じた。
 09年5月に提訴した同市の学習塾経営、川合治義さん(57)は「この判決を今後の行政に生かしてほしい」と話した。同市は「詳しい判決内容が分からずコメントできない」としている。【石山絵歩】*川合(上記返還額は一人当たり。視察には一人80万円を上限とし、それを超える額は自弁という規定がありました。)
 

 

 

 この時は監査委員は100%否定した監査結果を郵送して来ていました。制度上、監査請求が退けられて初めて、裁判所に訴訟を提起できることになっていますので、大いに闘志を抱いて裁判に臨みました。内田計一判事は住民訴訟には冷淡と言われた人でしたが、弁護人も無しに1年余、何回も準備書面を書いて食らいつく鉄砲玉には好意的でした。関市の顧問弁護士の青年が攻撃してくると何か難しいことを言って黙らせていました。結果的に、その後はあまり市議会議員が海外に視察に行かなくなったようです。

 

 武芸川町地域では『都市計画税を当分の間免除する。』という条例は違法であるから是正してちゃんと課税せよ、という趣旨の監査請求もしました。もちろん却下されましたが、裁判に提訴する前に市議会で同じ趣旨の質問があったのち、1年の猶予を経て、旧武芸川町全体で年間約8000万円の都市計画税が関市に入ることになりました。尾関けんじ市長のふるさと納税作戦は毎年10億円以上、入りと出を相殺しても7、8億円の増収を得ていると思いますが、ただの一市民が住民監査請求という権利を行使しただけで市長の10分の1の増収を得つづけているのです。

 

 今日の新聞記事にある、尾関けんじ市長になってから始まった『入札予定価格の事前公表』ですが、監査委員が『公平性と透明性の確保に努めてもらいたい。』とコメントする余地があったということです。実際この記事によれば、今年10月から制度が改善・実施されるようです。これも勇気をもって住民監査請求をした洞戸の鷲見智次さんの輝かしい成果といえるでしょう。自由な競争によって入札価格が予定80%を割ることでもあるはずで、現在の95%で高止まりとの差額が生じて、莫大な関市のお金が節約できるのです。

 

 関市議会議員は22(本来は23)人です。議員が鷲見さんのような問題意識を持って関の行政をしっかり監視していればもっと早く改善が始まったことでしょう。この点でも、関市政の車の両輪(行政・議会)ということをしっかり理解していれば、年間700万円もの給料をもらったうえで鷲見さんのような仕事ができるのです。というか、一市民が手弁当で調べて住民監査請求を経て行政改善の口火を切る、というようなことは市議会の怠慢というほかありませんね。『爆発物』で行政の業務を妨害するような輩はいなくなりました。議員本来の仕事をしっかりして下さい。

 

 長かった梅雨が明けました。冬に雪の降らなかった分雨の量が多かったかもしれません。これだけ暑いとこれから一月、川の水の事故が心配です。洞戸橋の画像にはキャンプ中の人たちの写真が写っています!鮎登里橋のカメラは依然としてダウンのままです。

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