楮(こうぞ)の苗
今年は新型コロナのせいで中止となってしまった、太平洋と日本海を桜でつなぐ260km余のさくら道国際ネイチャーラン。その大会のもととなったのは国鉄名金線の車掌だった故安田良二さんの桜の植樹活動です。中学校の国語の教科書にその活動を記録した伝記が採用されていましたし、映画「さくら道」にもなりました。
その映画には多くの感動的なシーンがありましたが、篠田三郎演ずる佐藤良二さんが沿道の過酷な四季の環境に耐える桜の苗木を育てる場面を思い出します。その時聞いた『実生』(みしょう)という言葉は印象が強かったです。
我が家の下手の梅の木の崖です。父は梅を収穫していてここを転げ落ちました。
そこに切り払わずに残した楮の木に花が咲かいました。やがて桑の実のようなベリーが生ります。
ピンボケですが、これが花。
一昨年、去年と、この木イチゴが下の道路に落ち、脇の草むらで発芽した実生の幼木があるのを見つけて、草刈りのときに気を付けて伸ばしてきました。
木イチゴですから一粒からこぼれた種子の発芽のため密な発芽と生長になっています。
秋の落葉までここで育ててから、適当なところへ移植してやろうと思っています。
楮はもちろん本美濃紙の主原料です。かつて上之保の地域支援員だった青年が栽培を試みましたが、シカの食害であきらめたということを聞いた覚えがあります。不確かです。
もしうまく育つようなら、藤谷の耕作放棄地にたくさん栽培して美濃市の本和紙の原料として供給できないかな、と漠然と思っています。夕方の戸外での撮影ですが、一昨年薮で刈り取った楮から梳いて頂いた美濃本和紙です。
今日も藤谷は平和でした。
明後日からの代掻きを控えて田んぼに水が張られていきます。
赤みを帯びたタケノコが出てきました。
図書が借りられます。(詳しくは関市立図書館のHPでご確認くださいね。)
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